株式会社 タカキュー 様

経営企画部 部長 矢巻眞 様

管理本部 経営企画部 市村和憲 様

全国に300超のアパレルの店舗を持つ株式会社タカキュー様。

SYNCNEL導入以前からiPadを利用した情報共有の為にあるサービスを御利用になっていましたが、よりよい情報共有を目指してSYNCNELに移行されました。

今回は導入を推進し、今もサポートや管理を行っておられる矢巻眞様、市村和憲様に、移行に当たってのポイントや移行後のお話をお伺いしました。

 

厳しいだけがセキュリティじゃない

そもそもiPad導入のきっかけは何だったのでしょうか?

矢巻様:当社は全国に約300店舗展開しており、1店舗あたりの人員は約4~5名で運営しております。店舗の営業時間は非常に長いんですね。朝9時から夜の10時までとか。

以前は全店舗にネット環境を用意してPCとグループウェアで情報共有をしていました。PCは、店舗の裏手に置いてましたから、PCを見ることは売り場を離れることを意味していたんですね。そうすると十分な接客ができなくなる。

情報共有はしたい、でも接客品質は落としたくないというジレンマがありました。コストの問題もあるので単純に人を増やせば良いものでもありませんしね。

もっと売り場で仕事ができればいいね。それがタブレットを導入する動機だったのです。

SYNCNEL導入までの経緯をお聞かせください。

矢巻様:情報共有用に以前は別のサービスを使っていたのですが、アパレルの店舗向きというよりはもっとB2Bのビジネスライクなものだったんですよ。ログインしてから60分後には再入力を求められるとか、パスワードを3回間違えるとロックされて使えなくなるといった、ガチガチの仕様でした。

これでは、たとえば店長が席を外しているときにアルバイトスタッフが見れない、ということが起こります。iPad導入の目的は接客品質の向上です。ですから必要なのは、ほどよいセキュリティなんです。SYNCNELは使い易さとセキュリティのバランスが良いなと思い移行を決めました。

以前のシステムではせっかくのiPadが有効活用できていなかった...

市村様:そうです。IDがロックするというのが日常茶飯事だったんですよ、だから見たい時に見られない、上司が来ないと使い方が分からない、ということが頻発してました。

結果、せっかく共有している情報を1週間以上も見てないという勿体無い状態になってることが多かったんです。

そうすると悪いことに、iPadを見なくなって従来通りの「紙で良いじゃん」となってしまう。その紙は売り場に放置されることもあって、結果的にセキュアでない状態になりかねなかったのです。

その課題をSYNCNELが解決したということですね

はい。SYNCNELの場合にこういうことはありません。セキュリティのルールを柔軟に決められますから。我々現場にとっては、ただ厳しいだけがセキュリティではないんですよ。

移行は容易。操作も直感的でわかりやすい

データ移行の作業は如何でしたでしょうか?

矢巻様:一般的なサービスと比べると、移行作業はかなり簡単な方だったと思います。専用のアップローダもありますしね。

移行後の感想を教えて頂けるでしょうか?

矢巻様:当社ではiPad向けのアプリはマニュアルを見なくても直感的に触れることが必須条件だと考えてます。特に店舗では人の回転も早いし教える時間もなかなか取れないものですから。その意味で、SYNCNELは直感的に触れますし資料は本当に見やすくなりました。

市村様:店舗の人間も個人レベルでスマートフォンに慣れているので、動作が重いとか毎回待たされるとかだと使って貰えなくなります。SYNCNELは動作が軽く、操作も直感的で分かり易い。本当、これにつきますよ。

移行後にご苦労されたことは何かありませんでしたか?

矢巻様:お話がつまらなくて申し訳ないのですが、何も苦労しなかったんですよ(笑)ツールを変えるということは管理側としては不安なんですけれど、今年の2月の店長会議にぶっつけ本番で投入した時にも、何の説明もなく各店長が何百ページという資料をSYNCNELで見てくれていました。

市村様:非常にスムーズでしたよ。移行後も、せいぜい「最初のログインのパスワードなんだっけ?」という問い合わせが時々あるくらいで、他は余りありません。操作に関しては本当に使いやすいのだと思います。

管理側の苦労については如何でしたか?

矢巻様:特に何もなく、大丈夫でした。

市村様:普段、僕もスマートフォンを使っていることもありますから、分からないことがあったとしても、マニュアルを見て十分対応できましたよ。最初にセットアップガイドというマニュアルもありましたし何不自由なく使えています。逆にいうと、まだ使いこなせていないのだろうなと思ってしまうくらい簡単です。もっと使っていきたいなと思いますね(笑)

接客・教育効率が動画の共有によって上がった

動画を活用されているとお聞きしました

矢巻様:接客の基本やマナーとか、あとは新しい商品の紹介説明ビデオなど、こういう動画を営業部隊が作ってSYNCNELにアップロードしています。

店舗も動画撮影されているのですか?

矢巻様:そうですね。例えば接客の上手い店長の動画を録って編集後にアップロードしてますね。教育用動画としてSYNCNELで配信しています。

市村様:優秀な店長やスタッフの成功例や身振り手振りを動画教材化してるんですよ。接客スタイルを「見える化」して共有するのに活用しています。

どういった方が見られるのでしょうか?

矢巻様:アルバイトですね。SYNCNELを見れば教材が揃っているので、店舗側で簡単に学習できるようになってます。

市村様:入ったばかりの方でも一通り見るだけで何をやるべきか学習できるようになってますから、以前より一人で接客できるようになるまでのスピードは上がりましたね。

矢巻様:iPadとSYNCNELで、アルバイトの方が自分一人で行えるのが重要なんです。冒頭に申し上げたとおり店舗単位では人が少ないですし、アルバイト研修に一人をずっと専属であてるとかができないんですよね。もちろん必要な時にはマンツーマンで教えることもやりますが、その準備や復習を一人でできるようにしてます。習得も早いですよ。

それに、全体的に動画を見ることが多くなったので、会社の方針の浸透度合いは上がってますね。紙や電話よりも動画の方が伝わります。その環境を安全に分かり易く構築できているのは、SYNCNELが使い易いからだなと思っているんです。

御客様名 株式会社タカキュー
事業内容 紳士服・婦人服及び関連洋品雑貨の企画・販売
SYNCNEL導入時期 2014年9月